2016.11.12「月のヨガ」

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陽子さんとの特別クラス、月のヨガ。

私たちの今回の共通の想いは、
「誰かに向けられる優しさを自分にも向けてあげる。労ってあげる。
 自分の音に耳を澄まして、大切にする。」
それは陽子さんも私も、時に忘れるし難しいと感じること。
だからこそ、みんなで共有したかったのでした。




日本人の私たちにとって、
アーサナって言うとちょっと遠いけれど、体って言うとずっとそこにあるもの。
マントラって言うとちょっと遠いけれど、音って言うとずっとそこにあるもの。
いつもそこにある、与えてもらっているものをよく感じる。
そのためにふたりが選んでいるこれらの道具をどんな想いで使っていてどんなことを感じているか、はじめにすこしお話をしてからクラスを始めました。

YOGAの本っていっぱいあるし、先生もいっぱいいるし、学んで新しく得ていくようなもののように見えるけれど、本当はきっと、もう知っていることを思い出すだけなのだなって最近つくづく感じている。
ポーズ、音の出し方。
見えないものは見えないままじゃ分かりにくいけれど、形や音を通してなら受け取りやすくなる。
実際に陽子さんのアーサナの時間では、時間の経過とともに、
「自覚して、寄り添う」というようなことが、みんなの中で起きていくのを感じることが出来ました。

 

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体の声、心の声、呼吸の音。
聴いてあげられるようになって、自分のことがよく分かってきたからといって、正直なんでも出来るようになるわけじゃないし、楽しいと感じられることが増えても悲しまないように生きていけるわけじゃない。
だけどいろんなことの中に光と影の両方を捉えられるようになると、すごく生きやすくなる。
影っているようなときにも、失っているのではないということに気付けるようになる。
それはちょうど、月がどんなに欠けて見えても、本当は満ちっぱなしなのと同じだと思う。
新月は光っていないけれど、本当はあることを知っているから、神秘的で美しいと感じることができる。




最後のシェアの時間。
私が少し前から感じていた、
「自分が自分のお母さんになる」という感覚。
それがはじめに湧いたときに、なにかとても大事なことのような気がするなと思っていたのだけど、
少し経って、やっぱりその感覚が私のことを支えてくれていると実感したから、そんなことも織り交ぜながら、お話をしたり聴いたりしました。

自分への問い掛け、アーサナ、マントラを通して、参加して下さった方々がどんなことを感じられたのか、時間中に聴ききれなかったけれど、それぞれが暮らしに生きる何かと出逢えていたら嬉しいです。

みなさん、本当にありがとうございました*

 

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