雨と絵本ミュージアムとけんか

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朝からざーざー雨がたくさん降った日。

今うちは屋根の工事の真っ只中で、今日が雨予報だったから前日にカバーをしてもらっていたのだけれど、今朝はぽたっぽたっと雨漏りの音がして起きた。
すぐにお友達が屋根を見に来てくれて、雨でびしゃびしゃになりながら原因を見つけて対処してくれ、有り難さとあたたかさでじんわりじんわり。
この家は本当にたくさんの人たちに支えられている。

 


お昼、ふと浮かんできたイメージを、そばにあったボールペンでざくっと描いたあと、雨と言ったら美術館でしょう!と、特にそんな習慣もないくせに言いながら、清里にある絵本ミュージアムへ。
作品ってすごくエネルギーが込められているものだから、ちいさな頃から美術館に行くとすぐ疲れてしまうことが多いのだけれど、絵本ミュージアムはちいさく静かな場所で、味わいやすいボリュームだったのでとても良かった。

今の期間はエロール・ル・カインという絵本作家さんの特集で、わたしは初めてこの人の絵を観たのだけれど、「知っている世界だ、、!」と感じて、嬉しかった。
動きだしそうでわくわくするのだけど、ほっこりするような感覚もあって、とても好きな絵だったなぁ。

10年以上ぶりに個展をひらくつもりでいるから、気付いたら額縁までまじまじと観ていたりして、いい刺激をもらったひととき。
絵を観るとますます描きたくなる。



帰りの車で久しぶりにけんか。
こういうのって本当に、きっかけはなんでもいいんだなと思う。
パターン、言葉と行動のズレ、好きだからこその無意識の期待、本当の望み、大切にしたいもの。
起きたできごとの中から、お互いのそういうものを照らし合えると、我慢や攻撃が減って、軽やかだけど深い繋がりになっていくのを改めて感じている。
けんかの質が上がったなぁと思う。
伝え方、聴き方が大事。